「技術士」は、産業経済、社会生活の科学技術に関するほぼ全ての分野(21の技術部門)をカバーし、先進的な活動から身近な生活にまで関わっています。
以前は、「Consulting Enginner」と呼ばれていましたが、現在は「Professional Engineer」と呼ばれています。
「技術士」は、国によって科学技術に関する高度な知識と応用能力が認められた技術者で、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格です。
さらに、「技術士」は、「技術士法」により高い技術者倫理を備え、継続的な資質向上に努めることが責務となっています。
「技術士」には、「技術士法」において、以下の定めがあります。
(信用失墜行為の禁止)
第44条 技術士又は技術士補は,技術士若しくは技術士補の信用を傷つけ,又は技術士及び技術士補全体の不名誉となるような行為をしてはならない。
(技術士等の秘密保持義務)
第45条 技術士又は技術士補は,正当の理由がなく,その業務に関して知り得た秘密を漏らし,又は盗用してはならない。技術士又は技術士補でなくなった後においても,同様とする。
(技術士等の公益確保の責務)
第45条の2 技術士又は技術士補は,その業務を行うにあたっては,公共の安全,環境の保全その他の公益を害することのないように努めなければならない。
(技術士の資質向上の責務)
第47条の2 技術士は,常に,その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ,その他その資質の向上を図るよう努めなければならない。
技術士の活動分野は、コンサルティング業務のほか、公的機関への協力、行政への協力などもあります。
・中小企業への協力支援
技術指導 技術調査 技術開発
技術評価
・コンサルティング業務
企画、調査、計画、設計、監理
工業事業のコンサルタント業務・工事監理
工事に伴う技術調査・評価
中小企業施設(専門家派遣等)
裁判所・損保機関等の技術調査・鑑定
工事監査・技術関係試験
技術審査・評価 技術的研究・調査
新技術の実用化のための研究開発支援
※公共事業のプロポーザルでは、技術士 資格が評価ポイントになっています。
・教育・研究者として
大学等の高等教育機関 公的な研究機関
・知的財産評価者として
弁護士等とパートナーを組んで技術的評価の役割を担う
・その他
企業経営 NGO/NPO
高い倫理観と技術力を持った専門家「技術士」をご活用下さい。
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